クロストーク クロストーク

エンタメのこれからは?そもそもエンタメの役割とは?

2021年、エンターテインメントを巡る状況は、大きく変わりました。部署や年齢を超えたキョードー北陸の社員5人が、エンタメの意義と可能性について、今の気持ちを語りあうクロストーク。5人の本音をお届けします。

PROFILE

  • 企画推進部
    E.H.

  • 音楽制作部 制作班
    S.J.

  • 管理部 チケットプロモーション班
    W.T.

  • 音楽制作部 音楽班
    S.Y.

  • 管理部 スケジュール行程班
    M.H.

そもそもエンタメをどう思いますか?

E.H.
幸せな人生って、好きなものが多いことじゃないかと思うんです。だとすれば、好きなものを増やせば、幸せになれる。そのために、知らなかったことに触れ、楽しさを体感する――それがエンターテインメントなんじゃないかな。
S.J.
まず思い浮かぶのは、コンサート。昔は、地方出身者にとっては、東京に出て初めて触れるものだったでしょう。こういうコンサートを地元でも行って、みんなを喜ばせたいという気持ちがこの仕事を選んだベース。私の中では、エンタメは地元愛に結びついています。
S.Y.
今は環境が整ったから、ライブをこっちに持ってこれますよね。
S.J.
それどころか、自社で企画したものなら、逆に東京では見られない。
E.H.
東京にも負けないものもありますよ。たとえば落語では、超一流の師匠に新潟に来ていただき、公演を継続的に行ううちに、お客様が増え、落語の聞きどころがわかるようになって、熱気もアップ。公演の質が上がって、東京からもお客様が来るようになりましたから。
S.J.
それはまさに地域貢献。やっぱりエンタメは地域のために役立っていますね。

「音楽業界あるある」を教えてください。

S.Y.
まず音楽業界って何でしょう? 音楽に関わる仕事といってもいろいろありますよね。
E.H.
レコードメーカー、プロダクション、作詞・作曲、演奏など多種多彩。音楽を聴くのが好きなら、お客の立場がいいと思います。
W.T.
お客として過ごす2~3時間と、その前に何日も見えないところで働くことは大きく違いますよね。
S.J.
芸能人に会える華やかな仕事、でもないですし。
S.Y.
ステージを実現するには大勢の人の力が必要で、そこに欠かせない備品、タオルや弁当など数を数えるのも「音楽に関わる仕事」。
M.H.
当社は電話でチケット予約を受け、1枚ずつお客様に送る、珍しい会社ですが、これも「音楽に関わる、大切な仕事」。社内で社員が行っています。知られていませんが。
S.Y.
暗くなっちゃうから、いいことも話しましょう。新曲への感想を求められること、プロモーションをアーティストサイドと一緒に考えること。これはやりがいがあります。
M.H.
雑談で話したことが、ライブのMCに使われたりするのも、いいことですよね?(笑)

もしかして音楽業界で「うちだけ」と思うことはありますか?

E.H.
この人のスケジュールがどうしても欲しいと思うと、アポが取れなくても直接会いに行ったりしますが、これって一般的なこと? 上司が「直接話すことが基本だから、行ってよし」と言ってくれるんですが。
M.H.
上の人たちってそういうことしますよね。昔、渋谷のレコード屋でたまたま試聴した曲がいいと思ったら、速攻でジャケットに記載されているプロダクションに電話して、出向いて、ライブの契約を結んだとか。スポーツの協会にも直接行ったと聞いてます。
S.J.
あとは、人に任せず、自分たちで企画・制作・販売のすべてを行う、お客様の顔がわかる仕組みも他にないんじゃないかな。
M.H.
新春発売とか、公演会場でのチケット販売も当社らしい取り組みじゃありませんか。
S.J.
どういう人がどういう公演を見るのかや、年代の好みなどがリアルタイムでわかるので有効なマーケティング。また、コンサートを楽しんでいると『次もまた来たい』と思うから、コンサート会場での販売はタイミングとしてベストだと考えてのこと。たしかに理にかなっています。

コロナ後の「キョードー北陸」の「私」の目標は?

W.T.
コロナでずいぶん環境が変わりましたね、今はお客様には枠の中で楽しんでもらっている状況です。
M.H.
自社のフェスは、密にならないよう、例年は野球場での開催だったものを、屋内のアリーナ会場で上限人数を定めて開催しましたね。『制約をプラスにとらえる』が当社のモットーだから、私たちは逆境に強い!
E.H.
この時代に有効なのは、もう一つ、オリジナルコンテンツを増やすこと。自分たちが決定権を持っていれば、刻々と変化する状況に対応させた、ライブを生み出すことができる。ここを強化していきたいですね。
S.Y.
例年エコスタでプロ野球を開催していますが、私の夢は、ここに3万人を入れて「音楽と髭達」をすること。いつか叶えたいです。
S.J.
野外フェスはいい。家族も恋人たちも子どももみんなが楽しめるし、大勢が集まること自体が楽しいから、やっぱり魅力的だよね。
M.H.
「もとに戻る」ではなく、その時に合う、新しい方法を考えて、楽しい×心地よい×安心なイベントを創っていきたい。
S.J.
音楽だけでなく、演劇、落語、スポーツ、食まで、我々のフィールドは広がってきましたが、まだまだできることがある。何ができるか、楽しみでもありますね。

感動を、共に創ろう。