人とモノの流れを掌握し唯一無二の「ステージ」を創りあげる。
音楽制作部 部長 S.J. 2006年度入社
キョードー北陸を選んだ理由
コンサートでの感動体験を一人でも多くの人たちに届けたい。
バンドをやっていたのがきっかけで音楽ビジネスに興味を持ち、東京の音楽専門学校に進学しました。その時に見た年末カウントダウンライブに感動し、私自身が感動するライブを一人でも多くの人に見せたいと思うようになりました。プロモーターという役割を意識したのはこの時ですね。幅広い音楽業界の中でも「コンサートをつくる」仕事を選ぼうと決めました。就活では、レコード会社やレーベル、プロダクション、プロモーターなどを狙いました。
入社後は音楽制作部に所属し、コンサートの公演の運営に関わってきました。当部では企画に関わる音楽班と運営に関わる制作班が連携し、コンサートの企画から実際の運営までのすべてを行っています。現在、私は公演運営に必要な備品・制作物の手配、アルバイトの確保と指示、関係業者への依頼など、モノと人の動きのすべてを把握する役割を担っています。特に重要で、同時に難しいのは「人」への対応です。
印象に残っている仕事
幕が開いたときのステージの迫力と歓声に辛さは吹き飛び、努力が報われる。
コンサートをつくるのに、自分一人でできることは限られています。多くの人に協力してもらわなければ実現できない、でも、誰でもいいわけではありません。そこには目標値の共感が必要です。だから、アルバイトや業者など社外の人たちに対しては「何のために」「何を目指して」行うのかを伝え、丁寧にディレクションします。作業の前の意識づくりが、品質の向上につながり、お客様の満足を叶えるからです。
「音楽と髭達」など自社開催のイベントでは、リストバンドの色決めや会場の椅子の並べ方などの実に細かなこともゼロからプランニングするので、時間もないし、手も足りない。事前準備は辛いことが90%。でも、幕が開いたときのステージの圧倒的な迫力と客席の歓声で全てが報われます。その感動と「自分たちの仕事を求めてくれる人がいる」という実感で、入社以来15年間、この仕事を続けてこれたのだと思います。
今後の目標
エンターテインメントの枠にとらわれることなく人々に必要とされることを実現できる存在に。
コンサート運営で培った知識やノウハウは、コンサートに限らず活かせる。その発想で、私たちは今、エンターテインメントの枠に限らず、人々に必要とされるものを届けようと動き始めています。たとえば、地域や行政が開催する大規模なイベントで、状況に合わせた臨機応変な誘導により、多くの人がスムーズに流れるようにサポートしています。
他にも、祭りやイベントなど、規模に関わらず人が動き、集まるところ、アーティストや様々なプロの出演が求められるところに、私たちは貢献できます。また、ステージを求める人にその場を提供するのも得意なジャンルです。私たちの仕事は、人と人をつなげ、場を創り出すこと。「キョードー北陸と組むことで実現できた」「キョードー北陸があってよかった」と思っていただける存在を目指していきたいと思います。